「彼は父親ではない」 五輪金メダリスト、デニス・ロッドマンさんとの険悪な関係吐露
(CNN) 五輪金メダリストの女子サッカー選手で、米プロバスケットボール(NBA)の元名選手デニス・ロッドマンさんを父親に持つトリニティー・ロッドマンさんがポッドキャストで親子関係に触れ、人生の大半の時期で不在だった父親を批判した。
トリニティーさんはポッドキャストの司会者に「彼は父親ではない。血はつながっているかもしれないけれど、他には何もない」と吐露。「彼の声を聞くのは苦痛」と打ち明けた。
CNNはデニス・ロッドマンさんにコメントを求めている。
米データサイト「スポットラック」によると、ロッドマンさんのNBAでの通算給与は2700万ドル(約41億9000万円)を超えるが、トリニティーさんは一時、車上生活を強いられたという。
「(フォードの)エクスペディションを所有していたので、少しの間そこに住むような格好になった」「一緒に住もうとしたけど、彼は1日24時間、1週間ぶっ続けでパーティ-をしていて、手当たりしだい女を連れてくる。彼はスポットライトとカメラが大好き」
トリニティーさんの母親、ミシェル・モイヤーさんは2012年に離婚した。「離婚前、父親は実際に金銭面で支援してくれていた」とトリニティーさんは続け、「実際に母親にお金を渡していたので、私たちは短期間、まともな生活を送ることができた。でも離婚後は『勝手にしろ』という感じになった」と振り返った。
さらに「彼は極めて自己中心的な人間だと思う」「すべてが彼中心に回っている」と付け加えた。
トリニティーさんは女子サッカーの米国代表チームで45試合に出場し、10ゴール、9アシストをマークしている。今年のパリ五輪で金メダルを獲得したチームの花形選手で、3ゴール、1アシストを記録した。準々決勝の日本戦では延長戦で決勝ゴールを決めた。
ロッドマンさんとトリニティーさんの母親が出会ったのは1999年。トリニティーさんの兄デニス・ジュニアさんは2001年に生まれ、翌年トリニティーさんが誕生した。ふたりは03年に結婚したものの、母親は04年に離婚を申請。和解の期間を経て、12年に離婚が成立した。