ブレイク・ライブリーさん、出演映画の監督兼共演者をセクハラで提訴

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俳優のブレイク・ライブリーさん(左)とジャスティン・バルドーニさん/Getty Images/Invision/AP

俳優のブレイク・ライブリーさん(左)とジャスティン・バルドーニさん/Getty Images/Invision/AP

(CNN) 米俳優のブレイク・ライブリーさんが自身の出演作「ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US」の共演者で監督のジャスティン・バルドーニさんをセクハラと報復行為があったとして告発した。バルドーニさんとそのチームがライブリーさんの評判をおとしめようと計画したと主張している。

カリフォルニア州公民権局に20日に提出され、米紙ニューヨーク・タイムズが入手した訴状によると、ライブリーさんは同作の撮影中に「制作をほぼ中止させた敵対的な職場環境」に対処するための会議が開かれたと主張。「バルドーニ氏による度重なるセクハラやその他の憂慮すべき行為」について懸念を表明した。ライブリーさんの夫で俳優兼プロデューサーのライアン・レイノルズさんもライブリーさんの代理人として会議に出席したという。

訴状によると、当事者は「バルドーニ氏と同作のプロデューサーであるジェイミー・ヒース氏からライブリー氏とその従業員、その他の出演者やスタッフが受けた不適切な行為について詳細に話し合った」。当時、ライブリーさんらに対し、女性のヌードの映像や画像を見せないこと、中傷的な発言を今後しないことなどで合意したという。

訴状にはライブリーさんの弁護団が入手したテキストメッセージ類の写しも含まれている。ライブリーさん側は、バルドーニさんの広報担当者が「社会的操作キャンペーン」の一環としてメディアでライブリーさんの評判を傷つけようと画策したことを示していると主張している。

「ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US」の一コマ/Nicole Rivelli/Sony Pictures
「ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US」の一コマ/Nicole Rivelli/Sony Pictures

同作はコリーン・フーバー氏の2016年のヒット小説が原作で、ライブリーさんとバルドーニさんが演じた夫婦間の家庭内暴力を主軸としている。

バルドーニさんの弁護士はCNNへの声明で、この申し立てについて、完全に虚偽で、言語道断だとしている。また、意図的にわいせつな主張を行い、メディアでバルドーニさんらを公に傷つけ、話を蒸し返す意図があると述べた。

弁護士は、ライブリーさんのチームが、映画の公開前にバルドーニさんについて「否定的で完全に作り上げられた虚偽の話をメディアに流した」とも非難している。

同作は3億5000万ドル(約550億円)超の興行収入を記録し、成功を収めた。

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