フェイスブック、8300万アカウントが偽物や重複
2つ目に多い「分類が不適切なアカウント」(同2.4%、2290万件)は、企業やグループ、ペットなどのアカウントだ。企業の場合、個人用のプロフィルではなくビジネス用「フェイスブックページ」を開設することが必要だ。こうしたケースでは、間違いに気づいて申請すれば、新しいページへの移行が可能だという。
そして数は少ないが問題なのが「望ましくないアカウント」(同1.5%、1430万件)だ。スパムメールの送信といった違反行為を行うために作られたアカウントだとフェイスブックはみている。
同社は報告書の中で、「重複や虚偽のアカウントの割合は、米国やオーストラリアといった先進国の市場ではかなり低く、インドネシアやトルコといった途上国市場では高いと考えている」と指摘する。この数はサンプル調査からはじき出されたものだが、フェイスブックは実際の数とほぼ同じくらいだろうとみている。
同社は、虚偽のアカウントに関しては利用を停止し、関連する情報を全て人の目に触れるところから消去している。「念のため」サーバーからアカウントを削除してはいないそうだが、依頼があっても過去のデータを取り戻すことはできなくなるという。