ツイッターで注目選手を中傷、英警察が17歳少年を拘束
(CNN) インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」でロンドン五輪に出場した有名選手を傷つける内容のメッセージを投稿したとして、17歳の少年が31日、英ドーセット州の警察に拘束された。
警察によると、少年は悪質な通信を行った疑いで取り調べを受けた後に保釈され、後日警察に出頭するよう命じられた。警察はこの少年が投稿した別のツイートについても調べているという。
被害に遭ったのは、男子シンクロ高飛び込みで注目された英国のトム・デイリー選手。30日にツイッターで「Rileyy_69」というユーザーから自分宛てに送られてきたメッセージを公表した。この日の競技でデイリー選手は4位に終わり、期待されたメダルを逃したばかり。Rileyy_69からのメッセージには「トム・デイリー、父親をがっかりさせたことを思い知れ」と書かれていた。
デイリー選手の父親は長年の闘病を経て、2011年5月に脳腫瘍で亡くなっている。
ツイッターではこの投稿をめぐり、デイリー選手を励ますコメントとRileyy_69を非難するコメントが殺到。Rileyy_69のツイッター利用禁止を求める声が高まった。
批判を受けてRileyy_69は謝罪のツイートを投稿し、デイリー選手の父親が死去していたことは知らなかったと弁解している。31日朝には「これから警察に行く」と書き込み、最後のツイートで「今日のことは心から申し訳なく思う。僕は本当はいい人間なんだと知って欲しい。自分の発言を後悔している」とつづった。
警察は少年を取り調べた後、立件するかどうか判断する。