米アップルの新しい「iPad mini」、本当に必要?
それでも、ユーザーが実際に必要な端末は何台かという疑問は残る。消費者は329~659ドルをはたいてまで、手持ちのスマートフォンより少し大きいだけの端末を買うだろうか。
インターネットでは、あまり意味がないという意見がみられた。米誌フォーブス電子版は、「iPadはあらゆる面で称賛に値する。だがアップルが今日発表したのは革新的な製品ではなく、クローンだった」とする論評を掲載。ツイッターには「iPad miniを買うこともできるけれど、今のままiPhoneを使い続けても何も変わらないと思う」との書き込みもあった。
ただし初代iPadについても、2010年に発表された時点では、単に「iPod touch」(携帯音楽プレーヤー)を大型化しただけの製品にすぎないと切り捨てる声が多かった。しかしアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は23日、iPadのこれまでの販売台数が1億台を突破したと発表している。