武装強盗、パリのアップル店襲撃 「iPhone」など多数強奪
(CNN) パリの検察当局は3日までに、覆面した4人組の武装強盗団が12月31日、同市中心部のオペラ座近くにある米アップルの直営店を襲い、多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」や多機能タブレット端末「iPad(アイパッド)」、他の商品を大量に奪い、逃走する事件が起きたと発表した。
パリの警察官の多くが大みそかの警戒強化に駆り出されることを突いた犯行だった。
アップルが詳しい被害額を調べているが、警察当局者は約100万ユーロ(約1億1500万円)相当と見ている。
同店は営業を終え閉店していたが、4人は従業員を脅して店内に侵入。その後、地下にある商品の倉庫室に行き、持ち去るiPhoneやiPad、ノートパソコンを物色したという。この後、店近くに止めてあった車に強奪した商品を積み込み、逃げていた。
倉庫室を狙い、店内の陳列品には手を付けなかったことから、店の内部事情に詳しい者の犯行とも見ている。
アップルがパリ中心部に構える直営店はこの他、ルーブル美術館近くの地下ショッピングセンター内にもある。