加RIM、新OSを発表 社名も「ブラックベリー」に
ニューヨーク(CNNMoney) カナダの通信機器メーカー、リサーチ・イン・モーション(RIM)は30日に開いた新しいスマートフォン向け基本ソフト(OS)「ブラックベリー10」の発表会で、社名を「ブラックベリー」に変更すると発表した。
社名変更は新OSの披露に先立ち、トーステン・ヘインズ最高経営責任者(CEO)が経営刷新の一環として発表。「RIMはブラックベリーになる。ブランドは1つ、約束も1つだ」と宣言すると、予想外の発表に会場がざわついた。
ブラックベリー10を搭載した新機種は、タッチスクリーン式の「Z10」を英国で31日に先行発売。2月から3月にかけてカナダとアラブ首長国連邦(UAE)、米国で順次発売する。カナダでの価格は3年契約を結んだ場合で約150カナダドル(約1万3000円)。また、従来型のキーボードを搭載した「Q10」も4月に発売予定。
米市場でブラックベリーのシェアは急落しており、同社は新OSで反転攻勢を狙う。しかしブラックベリー10の登場は、当初予定されていた2012年前半から大幅にずれ込んでいた。
後半には米歌手のアリシア・キーズさんも登場して会場を沸かせた。キーズさんはブラックベリーのクリエーティブディレクターに就任する。