3月の大規模サイバー攻撃、スペインで容疑者を逮捕

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(CNN) スペイン警察は28日、今年3月に発生した過去最大規模級といわれるサイバー攻撃の容疑者を同国のバルセロナ北郊で逮捕したと明らかにした。スペイン警察によれば、容疑者は35歳のオランダ国籍の男だという。

オランダ司法当局の要請で、欧州全体に逮捕状が出ていた。容疑者の名前は公表されていない。警察が公開した逮捕時の画像も、顔の部分はぼかしが入っている。容疑者は車をオフィス代わりにして、スペイン各地を移動していたとみられる。

3月のサイバー攻撃では、欧州を拠点とする非営利の迷惑メール対策組織「スパムハウス・プロジェクト」が標的となった。分散型サービス妨害(DDoS)と呼ばれる攻撃の中でも、特に高度な手口が使われ、多数のサイトでサービス速度が低下するなどの被害が出た。

攻撃の背景には、迷惑メールを監視する組織と、監視活動に反発する組織との対立があることが指摘された。

スパムハウス・プロジェクトは迷惑メール送信に加担する業者を挙げたブラックリストを作成しているが、このリストに新たに掲載されたオランダ企業、サイバー・バンカーは、罪のないサイトが閉鎖に追い込まれていると主張。「迷惑メールよりも、スパムハウス自体の脅威が問題だ」として、サイバー攻撃への賛同を表明していた。

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