米航空乗客の3分の1が機中でスマホなど利用、電源切断忘れ
CEA幹部は今回の調査結果を受けた声明で、航空乗客がスマホやタブレット端末、電子書籍リーダーを旅行の欠かせない必需品と受け止めていることが鮮明になったと指摘。
電子機器を利用する航空乗客の実態把握は米連邦航空局(FAA)の関連政策の決定に役立つだろうと述べた。APEXによると、調査結果はFAAにも提供された。FAAは調査結果に対するコメントなどには応じていない。
機内での電子機器利用についてFAAは昨年8月、作業部会を設置し、現行規則の変更も視野にした検討を進めている。変更を認めた場合の内容は早ければ今年夏に判明する見通し。FAA当局者は問い合わせに対し、電子メールを通じ作業部会による報告書や提言の内容は検討作業が7月末に終了した直後に判明すると期待した。
飛行中の機内での電子機器利用の規制には米連邦通信委員会(FCC)も関与している。FCCは地上でのワイヤレスネットワークに支障の恐れがあるとして、800メガヘルツ帯を使う携帯電話や他のワイヤレス機器の機内での使用を禁止している。
FAAも飛行中に限ってFCCの規制を支持しているが、航空機が地上や搭乗ゲートにあり、搭乗ゲートへ接続を待っている間は携帯利用を認めている。
ただ、航空機が滑走路へ向かう間は禁止している。飛行中でのワイヤレス機器使用の禁止については航空機の航行や通信システムを妨害する可能性があることを理由にしている。