つづり間違いを振動でお知らせ 独で開発中の教育用ペン
(CNN) これからは手書きの文字でも、ワープロのようにつづり間違いを警告してもらえるようになるかもしれない。
ドイツの新興企業が、つづり間違いを書き手に警告してくれるコンピューター内蔵のペン「レルンシュティフト」の開発に取り組んでいる。同社は資金調達サイト「キックスターター」を通じ、開発・製造に向けて12万ポンド(約1800万円)の調達を目指している。
レルンシュティフトは、電池やコンピューター、振動モジュールなどで構成。加速度計などのセンサーも内蔵しており、ペンの立体的な動きを計算ではじき出す。
同社の共同創業者、ダニエル・ケスマッハー氏によれば、ペンには主に2つの機能が内蔵されており、文字を一つひとつ正しく書けるように手助けしたり、つづり間違いをした場合には振動で知らせたりするという。
ペンは主に教育用機器として開発を進めており、失読症の子どもの学習支援につながらないか模索している。年内にも学校での試験運用を行いたい考えだ。