FBIが父親に訪ロ依頼か、CIA元職員の連れ戻し狙い
(CNN) 米情報機関「国家安全保障局」(NSA)による極秘の個人情報監視を暴露して訴追され、亡命を求めモスクワの空港内で滞在中の米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者の問題で、米紙ワシントン・ポストは1日までに、米連邦捜査局(FBI)が容疑者の父親をモスクワへ赴かせ、息子の帰国を説得させることを計画していたと報じた。
父親のロン・スノーデン氏がポスト紙に明らかにしたもので、同氏はモスクワでの息子との話し合いの実現が不明瞭なことを理由にロシア行きを断ったという。
ロン氏はポスト紙に「息子とは話を交わしたい」としながらも、息子の感情に訴えるような道具になるつもりはないと強調した。
ロン氏は先月29、30両日、CNNとも会見していたが自らのモスクワ訪問計画には触れていなかった。同氏はこの会見で、米国で公正な裁判が受けられると息子が確信するまでロシア内にとどまらせたいと指摘。
その上で、この公正な裁判が開かれるかどうかについては現段階で全く確信を抱けないとの考えを示していた。