24時間パンダに会える、保護施設から映像配信 中国
(CNN) 中国の保護施設で飼育されているパンダの姿を、いつでも好きな時に見ることができる――。インターネット上に近くそんなサイトが開設される。
国営新華社通信によると、このサイトでは世界で初めて、複数のチャンネルから毎日24時間、高画質のパンダの映像が見られるようになる。
四川省にある保護施設、成都パンダ繁育研究基地に28基のウェブカメラを設置し、パンダの様子を常時撮影する。サイトからは成体(大人)や幼体(子ども)、赤ちゃん、母子など6つのチャンネルが選択できる。
6月24日からの試験配信には1万5000人の閲覧者が集まった。8月から正式に配信を開始する。
中国版ツイッター「ウェイボー(微博)」には「えさを食べ続ける後ろ姿がほほ笑ましい」などと歓迎する声の一方で、「パンダは動かないからつまらない」という意見も書き込まれた。
パンダは野生での生息数が2004年の時点でわずか1600頭にとどまり、絶滅の危険性が高い動物に指定されている。成都の施設は87年に設立され、現在83頭を飼育している。