シリア軍事介入をネタに投稿、米デザイナーに批判殺到
ニューヨーク(CNNMoney) 靴のブランドで有名な米ファッションデザイナーのケネス・コール氏が5日、シリアへの軍事介入論議をネタにした文言を短文投稿サイトのツイッターに投稿し、批判の的になっている。
米国はシリアへの軍事介入について論議する中で、「no boots on the ground(ブーツを地面に置かない)」という表現で地上部隊の派遣を否定している。コール氏はツイッターの自身のページでこの表現を流用し、「『ブーツを地面に』置いても置かなくても、サンダルやパンプス、ローファーもお忘れなく。#フットウェア」と書き込んだ。
この発言に対してユーザーからは、無神経だと批判するコメントが殺到。「ファッションを売るために戦争をネタにするのか?」「ひどすぎる。しかもこれが初めてではない」などの投稿が相次いだ。
コール氏は同日、広報を通じて談話を発表し、「私はこの30年間、挑発的なやり方で、エイズや戦争、ホームレスといった重要な問題についての健全な対話を促してきた」「もしこれによって重要な問題についての認識が高まり、対話が促されるのなら、その方がいい」と説明している。
コール氏は過去にも挑発的なツイートで物議をかもしたことがある。エジプトで反政府デモが拡大した2011年には、「数百万人がカイロに集まって騒いでいる。われわれがスプリングコレクションをネットで発売したといううわさを聞いたらしい」と投稿した。
この投稿は後に削除し、「無神経だった」と謝罪している。