iPhone5sの指紋認証機能は「革新的」か?
(CNN) 米アップルが10日に発表したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)5s」の新機能のなかで最もすばらしいもののひとつは指紋認証かもしれない。アップルのダン・リッチオ上級副社長はプロモーションビデオのなかで「指紋は最も優れたパスワードの1つだ。常に身につけていられて、全く同じものは2つとない」と語っている。
アップルの指紋認証システムは「タッチID」と名付けられ、ホームボタンに指を乗せるだけでパスワード入力の代わりに使うことができる。
指紋データは暗号化され、iPhone内部に保存される。リッチオ上級副社長は「他のソフトウエアからは利用できないし、アップルのサーバーに保存されることもない」と言う。
指紋認証を搭載した携帯電話は5sが初めてではない。2011年にはモトローラが導入したもののユーザーの利用率が伸びず、後継機種では搭載をやめた経緯がある。
それでも、セキュリティー認証に関する業界団体「ファスト・アイデンティティー・オンライン・アライアンス」のマイケル・バレット会長は近年の指紋認証技術について「全体的に品質が大きく向上した」と語る。