無人機で免許証も配達、アラブ首長国連邦が実用化実験
ロンドン(CNNMoney) アラブ首長国連邦(UAE)が、免許証など政府が公布する文書の配達に無人機を使うことを計画している。住民のニーズに迅速に対応できるようにする狙いで、道路状況のチェックにも無人機を活用する予定だという。
無人機を使った配達の実用性を探る実験は過去3カ月かけて実施され、間もなくドバイで最終段階の実験が始まる。
配達先の住所は米グーグルの地図サービスで調べ、受け取る相手の身元確認には指紋認識技術を利用する。担当者が遠隔操作で無人機を追跡し、リアルタイムでコントロールすることも可能だという。
無人機を巡っては、米ネット小売り大手のアマゾン・ドット・コムが昨年12月、商品の配送に無人機を使う計画を披露した。ただし実現までには4~5年かかる見通しだ。
米連邦航空局(FAA)は2009年から無人機の商業利用について検討を続けているが、まだゴーサインは出していない。