ツイッター決算、売上高とユーザーの増加に陰り
ニューヨーク(CNNMoney) 短文投稿サイトを運営する米ツイッターが5日発表した2013年第4四半期(10~12月期)決算は、売上高が前年同期比116%増の2億4300万ドル(約246億円)となり、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想の2億1800万ドルを上回った。ツイッターの決算発表は昨年11月の上場後初。
2014年第1四半期の売り上げは2億3000万~2億4000万ドルを予想。これは前年同期に比べると2倍だが、前期比では減少に転じる。前期比で売り上げが減少すれば、2011年に決算の公表を始めて以来初となる。ツイッター株は時間外取引で16%下落した。
第4四半期の最終損益は5億1100万ドル(約518億円)の赤字だった。同社はまだ利益を計上していない。今回の損失は主に、従業員が給与として受け取った株を現金化したことによるという。そうした要因や一時的な経費を除外すると、1000万ドル(1株当たり2セント)の黒字となる。
ツイッターの月間ユーザー数は2億4300万人と、前年同期比で30%増えた。ただ前期比では3.9%増にとどまり、ユーザー数の伸びは鈍化している。
前年同期のユーザー数は前期比7.4%増、2012年は10.3%増を記録していた。モバイル端末のユーザーは前年同期より37%増え、全ユーザーの4分の3強を占めた。
広告収入は前年同期比121%増の2億2000万ドルで、うち75%をモバイル広告が占める。
ツイッターの株価は昨年11月の上場直後から上昇を続け、時価総額は360億ドル(約3兆6000億円)に達している。