Gメール開設から10年、ユーザーが払う「無料」の代償
Gメールのサービスが始まった10年前、ユーザー情報の収集に関する規制はまだ緩やかだった。だがプライバシーを巡る環境はこの10年で激変した。
米国では複数の州が個人情報の利用を制限する法律を制定し、米連邦取引委員会(FTC)はプライバシー保護規定違反の積極的な摘発に乗り出している。業界では容認される行為についてのベストプラクティスを採用する動きが広がった。
利用する側も、Gメールのような無料サービスを使うことの価値と、自分のプライバシーの重さをはかりにかける必要性が強まっている。