マイクロソフト、iPad向け「オフィス」提供開始
ニューヨーク(CNNMoney) 米マイクロソフトは事務統合ソフト「オフィス」のタブレット版を27日から米国で、アップルの「iPad」向けに提供すると発表した。
マイクロソフトが自社の「ウィンドウズ」やグーグルの「アンドロイド」を搭載したタブレット端末ではなく、まずiPad向けにオフィスの提供を開始したことは、この分野でのiPadの影響力の強さを物語っている。
iPad向けのオフィスはアップルの「App Store」から入手できる。無料版でできるのは文書の閲覧のみで、文書作成や編集を行うためには年間70ドルの有料サービス「オフィス365」に登録する必要がある。
タブレット端末向けのオフィスは、新最高経営責任者(CEO)のサトヤ・ナデラ氏が就任以来初めて公の場に登場して披露した。タッチ画面での使いやすさが追求され、画面を指で触れたりなぞったりして文書やプレゼン資料の作成や編集ができるようになっている。
作成した文書はすべて、マイクロソフトのクラウドサービス「ワンドライブ」に保存される。