ツイッターのローガニCOOが辞任
ニューヨーク(CNNMoney) 短文投稿サイトを運営する米ツイッターのアリ・ローガニ最高執行責任者(COO)が12日、辞任した。
アニメーション大手ピクサーの重役だったローガニ氏は2010年にツイッターの最高財務責任者(CFO)として迎えられ、12年にCOOに就任した。
ディック・コストロ最高経営責任者(CEO)は「すばらしい重役兼パートナーを務めてくれてありがとう。あなたなくしてツイッターの成功はなかった」とツイッターに投稿した。
ローガニ氏のもとでツイッターは昨年、新規株式公開(IPO)を成功させた。だがその後、ユーザー数の伸びが鈍化し、株価も低迷した。
今年に入って同社の株価は42%下落し、5月には過去最安値を記録した。それ以降、株価は20%以上上昇しており、ローガニ氏が辞任するのではとのニュースが伝えられた11日には4%上昇した。
関係者によれば、ローガニ氏は社内での評判もよく、働きぶりが認められて成長回復を任された。次期CEOの有力候補と目されたこともあるという。
だがユーザー数は十分な伸びを示さず、この数カ月間で社内の風向きも変わったという。
規制当局にツイッターが提出した文書によれば、ローガニ氏はCEOの戦略顧問として今後もツイッターに残る。ツイッターは当面、後任のCOOは置かず、職務は他の幹部に割り振るという。