ロシアの犯罪組織、12億人分のパスワード盗む
同氏は一方で、大量のパスワードが盗まれたという事実自体が問題だと指摘する。標的となった多数のサイトは規模の大小にかかわらず、セキュリティー対策が不十分だったことを意味するからだ。
この集団は数年前から闇市場でユーザーのデータを買い集めていたが、今年新たにネット上を自動的に巡回してサイトの弱点を見つけ出すソフトを導入したことにより、膨大なデータを入手したとみられる。
専門家らは、こうした窃盗行為による深刻な被害を防ぐため、認証手続きを2段階にするなどの対策を呼び掛けている。ユーザーとしては銀行やメール、交流サイトなどで共通のパスワードを使わないよう、警戒する必要がある。