米国家機密、新たな人物が暴露か 当局が調査
(CNN) 米ニュースサイトの「インターセプト」は5日、米国家安全保障関連の機密文書に言及する記事を掲載した。米政府当局者はこの記事を巡り、国家安全保障局(NSA)の情報を暴露したエドワード・スノーデン米中央情報局(CIA)元職員とは別に、機密文書をリークしている人物がいると断言した。
インターセプトのサイトは、スノーデン元職員に提供された情報をもとに記事を執筆してきたグレン・グリーンウォルド氏が運営している。
今回の記事では、テロリストやその疑いのある者を記録する「TIDE」と呼ばれる米政府のデータベースの登録者数がオバマ政権下で急増している実態を紹介。その根拠として、国家テロ対策センターが2013年8月にまとめた文書を引き合いに出している。この時点でスノーデン元職員は既に米国から出国していた。
グリーンウォルド氏は7月に短文投稿サイトのツイッターで、スノーデン元職員以外にも情報をリークする人物がいることを示唆していた。
米政府はこの人物を突き止めようと調査を続けている。