オラクル創業者のエリソン氏、CEOを退任
ニューヨーク(CNNMoney) 米ソフトウエア大手オラクルは18日、創業者であるラリー・エリソン氏(70)が最高経営責任者(CEO)を退任すると発表した。
エリソン氏は1977年にオラクルを創業して以来、同社CEOを務めてきた。後任にはこれまで共同社長を務めてきたサフラ・キャッツ氏とマーク・ハード氏が共同CEOとして就任する。
「この数年、私たち3人は一緒にうまく仕事をしてきた。今後も当面はチームとして働き続けるつもりだ」とエリソン氏は述べた。「私にとって、この経営チームを維持することがずっと最優先課題だった」
オラクルによれば、エリソン氏は今後も、会長兼最高技術責任者(CTO)として「フルタイムで」仕事を続けるという。
エリソン氏は世界で最も報酬の多い経営者として知られ、昨年の報酬額は7840万ドル(約86億円)で、そのほとんどはストックオプションとして支給されている。
また米経済誌フォーブズによれば、純資産額は510億ドル(約5兆5000億円)で世界第5位の大富豪でもある。