ソニーの従業員にハッカーから脅迫メール届く
ニューヨーク(CNNMoney) 数週間前、ソニーの映画部門ソニー・ピクチャーズエンタテインメントにサイバー攻撃を仕掛けた集団が、同社の社員に「家族を危険にさらすことになる」という脅迫メールを送っていたことが明らかになった。
ソニーは声明の中で、「一部の従業員がGOPなる集団から脅迫メールを受け取ったと聞いている」と述べ、「すでに状況を把握しており、現在、警察と協力して対応している」と付け加えた。
米連邦捜査局(FBI)も声明を発表し、メールの存在を把握しているとした上で、現在「ソニー・ピクチャーズのネットワークを攻撃した個人または集団」を捜査していると述べた。
この事件は「GOP」を名乗る集団が先月、ソニーのコンピューターシステムに不正に侵入し、映画や従業員の情報を流出させたもので、サイバーセキュリティー侵害としては史上最大規模だ。
脅迫メールを実際に読んだ人物によると、そのメールには、GOPはソニー・ピクチャーズの破壊を目指しており、協力しない従業員は「損害を受ける」ことになる、と書かれているという。
また確かではないが、北朝鮮が攻撃に関わった可能性を示す証拠もあるという。