米誌ツイッターやTV速報に乗っ取り被害、ISISの脅迫投稿も

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米誌ニューズウイークや米兵の配偶者支援団体のツイッターが10日、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の一派とみられる集団に乗っ取られ、脅迫めいた文言が投稿された。メリーランド州のテレビ局の速報システムも乗っ取られる被害に遭った。

一連のハッキングは、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の同調者を名乗る集団「サイバーカリフ国」が引き起こしている。米中央軍のツイッターも先月、同集団に乗っ取られていた。

今回ハッキングされたアカウントには、オバマ米大統領の妻ミシェルさんを脅迫するような文言や写真が投稿された。

ニューズウイークはツイッターのアカウントがハッキングされたことを確認し、乗っ取られたアカウントは取り戻したと説明している。

一方、米兵の配偶者支援団体のツイッターに掲載された投稿は、同団体のメンバー1人ひとりを名指しして、「自分は安全だと思っているかもしれないが、IS(イスラム国)はもうここにいる。サイバーカリフ国はお前のPCやスマートフォンに侵入する」と脅す内容だった。

メリーランド州のテレビ局WBOCは同日午前9時半ごろ、文字速報のシステムがハッキングされ、約1万6000人の視聴者に「我々はサイバーカリフ国だ。アラーの許しの下、お前たちに迫っている。異教徒に情けはかけない」という文言が流れた。同局は現在、この問題に対応中と説明している。

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