ISIS関連のアカウントが多数ダウン、ハッカー集団の標的に
ロンドン(CNNMoney) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の関連サイトに対してハッカー集団「アノニマス」が攻撃を予告していた問題で、標的とされたツイッターやフェイスブックなどの大量のアカウントが、ダウンしたり閉鎖されたりしていることが分かった。
標的とされたのはツイッターのアカウント約800件とフェイスブックのアカウント12件、電子メールアドレス50件あまり。
フェイスブックはアノニマスが列挙したアカウント12件のうち11件について、規定違反があったため閉鎖したと説明している。ツイッターは取材に応じていない。
アノニマスは先月ユーチューブに投稿したビデオ声明で、ISISのウェブサイトやソーシャルメディアネットワークを洗い出してダウンさせると宣言していた。
6日に新たに投稿したビデオではISISに対し、「お前たちはウイルスであり、我々は治療薬だ。インターネットは我々のもの」と公言している。
アノニマスが名指ししたツイッターのアカウントを調べたところ、ほとんどは閉鎖されたという告知が表示されるか、つながらない状態だった。
アノニマスは政府機関や企業などのウェブサイトにサイバー攻撃を仕掛けとされる悪名高いハッカー集団。12人が殺害されたフランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件を受け、「テロリストに宣戦を布告する」とする声明を1月に出していた。