スノーデン元職員が帰国の意向 「公正な裁判」条件に
ワシントン(CNN) 米政府の情報収集活動を暴露し、現在ロシアに亡命中のエドワード・スノーデン元米中央情報局(CIA)職員が、米国へ帰国したいとの意向を示していることが分かった。仏AFP通信が2日、ロシアの担当弁護士の話として伝えた。
スノーデン元職員は「公正な裁判が受けられること」を条件に帰国を希望し、弁護士らも実現に向けて尽力しているという。
米国務省のハーフ報道官は同日、スノーデン元職員が帰国して公正な裁判を受けることは「可能であり、ぜひそうするべきだ」と述べた。一方で、元職員は「非常に重い罪」に問われているとも強調した。
ロシア側の弁護士によると、元職員はホルダー長官から、死刑の対象にはならないと伝えられている。元職員はさらに、ベトナム戦争に関する国防総省の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の暴露事件で適用された第1次世界大戦時代の「スパイ防止法」では裁かれないとの確約を求めているという。