アップルウォッチへの関心、もう薄れた? 米調査
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルの腕時計型端末「アップルウォッチ」への関心は早くも薄れたのか――。米国での注文数が大幅に落ち込んでいるという調査結果が発表され、そんな観測が浮上している。
米国のネット通販利用者約250万人の購入データを調べた米調査会社スライス・インテリジェンスによると、アップルウォッチの1日当たりの注文数は、4月13日の時点で約3万5000個に達していた。しかしそれから2カ月半で約90%下落して、7月1日には推定約2500個に落ち込んだ。
アップルウォッチは4月10日に予約が開始され、同月24日に世界9カ国・地域で同時発売。この時点でほとんどは6月まで入荷待ち状態になった。米国では発売当日に推定130万個の注文が入った。
モデル別に見ると、売れ行きが最も好調なのは「スポーツ」モデルだった。ただ全モデルとも、売り上げは大きく落ち込んでいる。
ただしスライスの統計には店舗での販売実績や米国以外の国での売れ行きなどは含まれておらず、販売動向の一部を表しているにすぎない。
アップルウォッチの4~6月期の販売数は500万に達するという予想もある。市場調査会社クリエイティブ・ストラテジーズのアナリスト、ベン・バハリン氏は、「売り上げが落ち込んでいるように見えるのは、消費者製品の売り出しに当たって普通に見られる動向にすぎない。今後も堅調な需要が予想され、中国などの市場では関心が高い。年末までにはさらに需要が高まるだろう」と指摘している。