米政府、中国から情報要員を召還 個人情報流出を受け
OPMからは政府職員の保安調査書の内容などが盗まれた。現職員と元職員のほか、政府機関の求人に応募してまだ採用されていない人物や、その家族、知人らの情報も流出したとみられる。中国の情報当局がこのデータを使って今後中国へ入ろうとする米情報要員を特定すれば、ビザ審査に影響が出ることも考えられる。
CIAは中国など諸外国に覆面の情報要員を送り込んでいる。しかしこの問題が発覚する前から、生体認証技術などの進歩で身分を偽った入国が難しくなっているとの指摘があった。こうした事態を受け、CIAは情報収集装置などの技術開発に力を入れている。