親になるザッカーバーグ夫妻、教育支援プロジェクトに重点

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すべての子どもの支援に向けた慈善事業の計画を発表

すべての子どもの支援に向けた慈善事業の計画を発表

ニューヨーク(CNNMoney) 米フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が5日、第1子の誕生を前に、妻で医師のプリシラ・チャン氏と計画している慈善事業プロジェクトを発表した。

自身のフェイスブックへの投稿でザッカーバーグ氏は、「僕たちは間もなく親になる」「だから自分たちの子どもだけでなく、すべての子どもが成長して潜在力をフルに発揮できるよう、自分たちにできることは何でもやりたい」と、夫婦で教育に力を入れる理由を説明した。

慈善プロジェクトは「人の潜在力の解放」「平等の推進」の2つの目標を掲げ、その目標の達成のために夫妻の名で基金を創設することなどを盛り込んでいる。

既に2010年には非営利財団「スタートアップ:エデュケーション」を創設し、サンフランシスコ・ベイエリアで十分な教育を受けられない地域の教育支援のために5年間で1億2000万ドル(約146億円)を拠出。同プロジェクトを通じて「地域社会と密接な関係が保てる」とした。

またチャン氏が運営する非営利の教育機関「ザ・プライマリー・スクール」では、低所得世帯の子どもの授業料を無料とし、医療保険も提供する。

夫妻は教育プロジェクトのほかにも、チャン氏が勤務するサンフランシスコの病院に7500万ドルを寄付するなど、医療分野の支援にも力を入れる。さらに病気の治療、クリーンエネルギー開発、貧困撲滅、潜在力発揮の支援といった目標を打ち出している。

ザッカーバーグ氏はこうした計画について「長期的目標」だと強調、「それでも今から始めれば、自分の子どもたちが成長していく過程でそれを達成できると信じる」と力を込めた。

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