サハラ砂漠に世界最大級の太陽熱発電所 モロッコ
世界銀行によると、モロッコは現在、エネルギーの97%を化石燃料の輸入に頼っている。同国がエネルギー資源を分散させ、再生可能エネルギーを利用することに熱心なのはこのためだ。
今年11月に予定される第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)の開催国となることも決まっている。
CIFによると、ヌール発電所が稼働することで、総発電量の中で再生可能エネルギーが占める割合は13%から42%まで上昇する。
発電所から10キロの圏内の住民は約58万3000人。この地区の貧困率は23%にも上るが、クリーンな発電施設ができて住宅や病院などへの電力供給が安定することにより、住民の生活も向上する見通しだ。