米アップル、15年ぶりの減収 iPhone振るわず
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが25日発表した2016年9月期の通期決算は、売上高が前年を下回り、15年ぶりの減収となった。
売上高は2160億ドル(約22兆4000億円)。15年通期では2340億ドルを記録していた。
主力となるiPhone(アイフォーン)の販売不振が響いたとみられる。7~9月期のiPhone販売台数は4550万台と、前年同期の4800万台から減少し、3四半期連続で前年を下回った。
世界のスマートフォン市場は飽和状態に達しているとの見方が強いうえ、最新機種のiPhone7は新鮮味に欠ける印象から買い替えを控える利用者が目立つ。
ただティム・クック最高経営責任者(CEO)は、iPhone7について「大半の地域で需要が供給を上回っている」と強調した。