トランプ勝利的中、予測の鍵はSNS上の感情 南ア企業
ブランズアイの創業者、クレイグ・ロー氏によれば、世論調査の質問に答える時とソーシャルメディアに投稿する時を比べた場合、正直な気持ちはソーシャルメディアに出ることが多いという。
幅広い層の有権者を対象にする世論調査と違って、ソーシャルメディアに投稿する人の層は偏っている可能性もあるが、ユーザーの数は時を追って増え続けている。同社の技術は世論調査に取って代わるのではなく、世論調査と併用されるべきだというのがクラッパーズ氏の考えだ。
ソーシャルメディアをめぐっては最近、同じ意見ばかりが飛び交って偏った考え方を助長してしまうという「エコーチェンバー現象」や、偽のニュースが有権者をあおる現象などが指摘されている。
しかしロー氏は「ソーシャルメディアには人々が話している内容がそのまま表れる。かれらが読んでいるのが真実だろうと偽情報だろうと関係ない。そこには感情が映し出され、人々はその感情に基づいて投票するのだ」と話している。