サムスン、スマホ発火の調査結果を発表 「バッテリーに問題」
香港(CNNMoney) スマートフォン「ギャラクシーノート7」で続発した発火事故の原因を調べていた韓国のサムスン電子は23日、バッテリーの設計と製造に問題があったとの調査結果を発表した。
同社自体と業界3団体の独立チームがそれぞれ調査を完了し、バッテリーが原因で発火したとの結論に達したという。
ノート7は昨年8月の発売直後から発火事故が相次いだ。サムスンはバッテリーに欠陥があったとして大規模なリコール(回収・無償修理)を発表したが、交換後の機器でも発火の報告が続き、10月には販売、生産を完全に打ち切る事態に追い込まれた。
23日の発表によれば、発売時のバッテリーと交換に使われたバッテリーの両方に問題が見つかったという。
サムスンのモバイル部門を率いる高東真(コードンジン)氏は会見で「深く謝罪する」と述べた。同社は「バッテリーの設計、製造工程に起因する問題を発売前に発見、確認できなかった責任」を負うと表明している。