アジアの電子機器ごみ、5年で63%増 中国は倍に
サンフランシスコ(CNNMoney) 国連大学は22日までに、携帯電話やコンピューターなど電子機器類のごみがアジア地域で過去5年内に63%の激増を示したとの報告書をまとめた。
この種のごみの総量は2010~15年に1230万トンに達し、中国では倍以上の水準に達した。
電子機器製品の技術的な寿命が短くなり、それだけ買い替えの速度が速まっていると指摘。アジア地域で製品を購入出来る経済的余裕が出来た消費者が増えていることもごみ急増の背景要因としている。
不法投棄も時に起きており、電子機器に使われている鉛や水銀などによる人間への健康被害や地球の環境汚染を生じさせる危険性もあるとしている。ごみ処理場での焼却処分の方法は慢性的な健康被害につながる恐れもあると警告した。