IT企業の株価に異変、配信ミスか アマゾンなど誤表示
香港(CNNMoney) 米独立記念日を翌日に控えた3日深夜、多数のウェブサイトでアマゾンやアップルなどハイテク株中心のナスダック市場上場銘柄の株価が全て「123ドル47セント」と表示されるトラブルが発生した。
この結果、アマゾンとアップルはそれぞれ87%安、14%安、マイクロソフトは79%高と、大幅に変動したかのように誤表示された。
オークションサイトのイーベイは254%、モバイルゲームのジンガは3292%もの上昇を示した。
誤表示はCNNMoneyやブルームバーグ、グーグルファイナンスなどのサイトで一斉に起きた。
ナスダック自体の公式サイトに問題はなく、アマゾンが1.4%安、ジンガが0.3%安など、穏やかな値動きを示している。
米国の株式市場はこの日、祝日の前日で通常より早く取引を終えた。ナスダックは普段から夜間、各サイトへデータを提供する情報会社に試験データを送っているが、それが誤って配信されてしまったとみられる。
ナスダックは各情報会社に対し、試験データから正しい終値の表示に切り替えるよう呼び掛けた。