A・ラヴィーン、ネット上「最も危険なセレブ」に 米調査
(CNN) カナダのシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーンについて、ネット検索により悪意のあるサイトへ誘導される危険性が最も高いセレブリティーだとする調査結果が20日までに明らかになった。米インターネットセキュリティー大手のマカフィーが発表した。
マカフィーが通年で行うこの「最も危険なセレブリティー」調査は、今回で11度目。ランキングを通じ、ファンがセレブリティーに特化した内容をうたう不審なサイトにアクセスすることの危険性を訴えている。
同社の声明によるとサイバー犯罪者らは当該のセレブリティーに対するユーザーの強い関心を利用し、悪意のあるウェブサイトにアクセスさせようとする。そうしたサイトではマルウェア (悪意のあるプログラム)の働きにより個人情報やパスワードが盗まれる恐れがあるという。
マカフィーの調べでは、「アヴリル・ラヴィーン 無料 MP3」といったワードの検索結果から悪意のあるサイトに誘導される確率は22%だった。
同社幹部は最近のユーザーについて、人気アーティストなどの最新アルバムや動画を自らの端末ですぐに鑑賞したいと考える傾向があると指摘。その際、しばしば利便性が安全性よりも優先され、不審なサイトのアドレスをクリックする危険な行為に及んでしまうという。
同幹部は「ユーザーにとっては一度気持ちを落ち着けて、ダウンロード可能なコンテンツの検索に伴うリスクについてしっかり考えることが必須だ」と述べた。
このランキングで女性ミュージシャンがトップに立つのはアヴリル・ラヴィーンが初めて。2位は米歌手のブルーノ・マーズだった。昨年はコメディアンのエイミー・シューマーが1位となっている。