「空飛ぶタクシー」実現へ、米ウーバーとNASAが提携
ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービス大手のウーバーは8日、米航空宇宙局(NASA)と組んで、「空飛ぶタクシー」の実現に向けた交通管制システム開発を進めると発表した。
ウーバーは今年4月、空飛ぶタクシー「ウーバーAIR」の導入計画を発表していた。
ウーバーAIRは4人乗りのライドシェア(相乗り)タクシーで、実用化にはまだ時間がかかる見通しだが、2020年には米ロサンゼルスでデモを予定しているという。
同社は米テキサス州ダラスやアラブ首長国連邦ドバイといった都市との提携も発表しているが、米連邦政府機関と手を組むのは初めて。NASAでは、業界と連携して低空を飛行するタクシーや無人機などの安全な運航を保障するプロジェクトを推進している。
NASA広報は8日、ドローンの飛行を管理する交通管制システムの枠組み形成を支援すると説明した。このシステムにより、ウーバーAIRのような有人機の飛行にも道が開ける。
2019年にはNASAと提携各社がまとめた提案を米連邦航空局(FAA)に提出し、これを現在の航空管制システムにどう取り込むかについてFAAが判断する。