CPU脆弱性、米IT大手各社が対策を公開
サンフランシスコ(CNNMoney) 米インテル社などの情報処理チップに2種類の脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった問題で、アップルやグーグル、マイクロソフトなどのIT大手各社が対策を打ち出している。
「スペクター」と「メルトダウン」と呼ばれる脆弱性は複数の研究者がこのほど存在を確認し、3日に発表した。インテルや米AMD、英ARMのものなど、パフォーマンス向上のため「投機的実行」と呼ばれる処理を行う大半のプロセッサーに影響が出ている。
今のところユーザーにできる対策はただ一つ、アップデートが入手可能になった時点で機器やブラウザーを更新することだけだ。
アップル
アップルは4日遅く、全てのMacコンピューターとiOS端末に影響が及んでいると発表。同社はメルトダウンに対して、Mac、iPhone、iPad、AppleTVのソフトウエアの最新版で脆弱性の緩和策をリリースした。スペクターについてはブラウザーのSafariでのアップデートを近日中に予定している。
時計端末のApple Watchは影響を受けていない。