ブラックベリー、特許侵害でフェイスブックなど提訴
ニューヨーク(CNNMoney) カナダのハイテク企業、ブラックベリーは6日、メッセージアプリに関する特許を侵害されたとして米フェイスブック並びに傘下のワッツアップ、インスタグラムを提訴した。
訴状はこれらの企業が開発したメッセージアプリについて、「ブラックベリーの生み出した技術革新」を取り入れたものだとしている。具体的にはセキュリティー、ユーザーインターフェース、バッテリー寿命に関連した機能で、特許権取得済みの技術が使われているという。
ブラックベリーの広報担当者はCNNへの声明で「フェイスブックが当社の知的財産権を侵害していると強く訴える。数年にわたり協議してきたが、株主への責任として、然るべき法的救済策も求めていかなくてはならない」と主張した。
一方フェイスブックの幹部は「技術革新の努力を放棄したブラックベリーが、他社の新技術を非難しようとしている」と今回の提訴を一蹴。法廷で争う構えを見せた。
ブラックベリーは損害賠償金の支払いのほか、相手企業との提携も求める考えのようだ。声明では、フェイスブック、ワッツアップ、インスタグラムの3社と将来的に素晴らしいパートナーになれるとの見方を示している。
特許侵害の賠償として請求する額は明らかにされていない。