米アップル、ウィンフリー氏と複数年契約 独自番組制作へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが、人気女性司会者で実業家のオプラ・ウィンフリー氏と新しい独自番組の制作に関して複数年契約を交わしたことがわかった。独自コンテンツの配信をめぐって、ネットフリックスやアマゾンと視聴者獲得で争うことになりそうだ。
契約の金額は明らかになっていない。
アップルは声明で、ウィンフリー氏と一緒に独自番組を制作すると発表。アップルからの独自コンテンツの一部として、ウィンフリー氏のプロジェクトが発表されるとした。ウィンフリー氏が番組に登場するのかどうかは明らかにしていない。しかし、司会者やインタビュアーとしてウィンフリー氏が番組に登場するとみられている。
アップルをはじめ、アマゾンやネットフリックスはプロデューサーやタレントの囲い込みに動いており、そのために大金を支払っている。潤沢な資金を背景に、こうした企業のハリウッドへの進出は娯楽産業に大きな変革をもたらしており、伝統的な制作会社も著名タレントへの支払い額を引き上げざるを得ない状況になっている。
アップルは過去1年、女優のリース・ウィザースプーン氏や、スティーブン・スピルバーグ監督、プロバスケットボールのケビン・デュラント選手などのビッグネームと契約を結んでいる。
アップルはウィンフリー氏などを利用して、iPhone(アイフォーン)やアップルTVといった製品群から消費者が離れないようにすると同時に、独自コンテンツへのアクセスが購入に値すると決断する可能性のある新しい顧客を呼び込みたい考えだ。