米アップル、4~6月期は32%増益 iPhoneXが好調
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは7月31日、2018年4~6月期決算を発表し、純利益が前年同期比32%増の115億ドル(約1兆2800億円)、売上高は同17%増の533億ドルだった。
スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数は4130万台と前年同期の4100万台から横ばいだった。
決算の結果は、アップルが事業の成長のためにはより多くのiPhoneを販売し続けるというやり方から、うまく方針転換したことを示している。アップルは、999ドルする「X(テン)」のような高価格帯の機種や、付加的なサービスに新たな成長を見出している。
専門家からは、「アップルはもはや、増え続けるiPhoneの販売台数に全ての将来を依存した『ひとつの芸しかできない子馬』ではない」との声も出ている。
「アップストア」や「アップルペイ」などのサービス部門も95億ドルと好調で、前年同期比30%超の増加を見せた。
iPhoneの平均小売価格は724ドルで、前年同期の606ドルよりも上回った。
アップルのクック最高経営責任者(CEO)によれば、「X」が昨年の発売以来、「最も売れているiPhone」だという。