英ウィリアム王子、心の健康問題に取り組むサイトを開設へ

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ウィリアム王子が慈善団体の「マインド」と協力し、心の健康に関するウェブサイトを立ち上げる/Chris Jackson/Getty Images

ウィリアム王子が慈善団体の「マインド」と協力し、心の健康に関するウェブサイトを立ち上げる/Chris Jackson/Getty Images

ロンドン(CNN) 英国のウィリアム王子が職場における心の健康の改善に向けてウェブサイトを開設することが12日までに分かった。このほど発表された研究では、英国の労働者のうち48%が現在の職場で心の健康に関する問題を経験したことが分かっている。

慈善団体「マインド」が4万4000人の労働者を対象に調査を行った。調査によれば、雇用者と心の健康に関する問題を話し合った労働者は半分に過ぎない。会計事務所大手デロイトが2017年に発表した報告書によれば、英国の雇用主が負担する心の健康に関するコストは毎年330億~420億ポンド(約4兆7800億~6兆円)。

マインドの幹部は「職場における心の健康に関する考えを改めるための一歩を踏み出すときだ」と指摘。全ての雇用者が従業員の支援に取り組むべきだと訴えた。

開設されるウェブサイトでは資料やポッドキャスト、ブログなどを提供するほか、利用者は分野別に独自の調査も行える。

ウィリアム王子はこれまでにも心の健康に関する問題に取り組んでいる。16年には弟のヘンリー王子とともに「ヘッズ・トゥギャザー」というキャンペーンを立ち上げた。

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