ツイッターCEOがミャンマー称賛、投稿に批判集中

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイッターのジャック・ドーシーCEOが、ミャンマー賛美の投稿で批判を浴びている/Drew Angerer/Getty Images

ツイッターのジャック・ドーシーCEOが、ミャンマー賛美の投稿で批判を浴びている/Drew Angerer/Getty Images

ニューデリー(CNN Business) 米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者がミャンマーを訪れ、同国を手放しで称賛した投稿に対して、ユーザーから批判が集中している。

ドーシー氏は最近、ミャンマーの瞑想道場に10日間滞在した。先週末のツイートでこの経験を振り返り、「ひたすら美しい国」「人々は喜びに満ちあふれ、食べ物も素晴らしい」と称賛した。

ツイッター上ではこれに対し、ミャンマーで少数派のイスラム教徒ロヒンギャが迫害を受け、多くの難民が出ている問題を無視した発言だとする批判が相次いだ。

国連の調査団は最近、ミャンマー軍にジェノサイド(集団虐殺)の罪を問う報告書を発表している。

ドーシー氏は先月、ミャンマーの前に訪れたインドでも、カースト(身分制度)の上位階級を批判する内容のポスターを掲げた写真を投稿して批判を浴びたばかり。この件ではツイッターが「遺憾」を表明し、同社幹部がユーザーに謝罪していた。

ミャンマーでは近年、通信料金の引き下げとともにインターネットが急速に普及し、ソーシャルメディアのユーザーも急増した。

中でも、ツイッターをはるかに上回る人気のフェイスブックは、ロヒンギャへの憎悪をあおるような投稿が暴力事件の原因になったとの指摘を受け、技術面や言語面の対策を余儀なくされた経緯がある。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ミャンマー」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]