米アップル、業績予想を下方修正 中国減速が打撃に

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アップルが業績予測を下方修正した。中国の景気減速を受けて、主力商品の「iPhone」の販売が伸び悩んだ/Justin Sullivan/Getty Images North America/Getty Images

アップルが業績予測を下方修正した。中国の景気減速を受けて、主力商品の「iPhone」の販売が伸び悩んだ/Justin Sullivan/Getty Images North America/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米アップルは2日、2018年10~12月期の売上高の予想を下方修正した。米中間の貿易戦争が続くなか、中国でのiPhone(アイフォーン)の売り上げが予想を下回ったことなどを理由に挙げている。

10~12月期の売上高予想は840億ドル(約9兆円)と、当初の890億~930億ドルから大幅に下方修正された。

アップルの近年の主力はiPhoneで、7~9月期は売上高の6割近くを占めていた。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は投資家への書簡で、中国などの経済減速による影響が予想外に大きかったことを認め、その背景として貿易をめぐる米中間の緊張が高まっていると指摘した。

下方修正の発表を受け、アップル株は時間外取引で一時、8%安まで下落した。

クック氏は中国経済の影響に加え、先進国の買い替え需要が予想を下回ったことも認めた。最近のドル高による価格上昇や、バッテリー交換費用の値下げが要因とみられる。

同氏は書簡の中で、ウェアラブル端末やクラウドサービスのiCloud(アイクラウド)や、電子決済サービスの「Apple Pay(アップルペイ)」など、iPhone以外の分野での成長も強調した。

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