シャナハン米国防長官代行が臨時会合、中国の脅威を強調
ワシントン(CNN) シャナハン米国防長官代行は就任式から一夜明けた2日、国防当局幹部らとの臨時会合に臨み、中国の脅威を警戒するよう繰り返し呼び掛けた。国防当局者の1人がCNNに語った。
会合には軍長官や国防次官が全員出席。シャナハン氏は「中国、中国、中国に気をつけろ」と訴えた。
シャナハン氏はその数時間後、ホワイトハウスでの閣議でトランプ大統領の隣に着席した。トランプ氏はこの席で、マティス前国防長官はシリア、アフガニスタンへの対応がまずかったと強調。自身が同氏を「事実上」解任したと主張した。
マティス氏は先月、トランプ氏がシリアからの撤退を決めたことを受けて辞意を表明した。
同氏の後を引き継いだシャナハン氏は就任にあたり、トランプ政権と国防総省の意見が食い違うシリアやアフガンの作戦から、立場が一致する中国の問題へ焦点を移そうと試みた可能性がある。
シャナハン氏は閣議で、トランプ氏が主張してきたメキシコ国境の壁建設にも言及。国防総省は建設に向けて大きな役割を果たしていると強調した。
同氏はさらに、自身が務めていた国防副長官の後任にノーキスト国防次官(予算担当)を充てるとの方針を明らかにした。