飛行機の乗客が体調不良訴え、水飲み器の使用停止に 米空港
(CNN) 米オハイオ州のクリーブランド・ホプキンス国際空港で1日、同空港を出発しフロリダ州タンパに向かった米格安航空会社フロンティア航空1397便の少なくとも6人の乗客が離陸後に体調不良を訴えたのを受け、空港に設置されたいたいくつかの噴水式水飲み器の使用が停止された。
タンパ国際空港の広報担当ジャネット・シャーバーガー氏によると、1397便が着陸した際、団体客ではない複数の乗客が嘔吐(おうと)していたという。
保健当局は乗客が体調を崩した原因を特定していないが、クリーブランド・ホプキンス国際空港の職員らは空港の噴水式水飲み器が原因と見て調べている。
同空港のミシェル・ディニア氏によると、気分が悪くなった乗客が水飲み器で水を飲んだかは定かではないが、念のため噴水式水飲み器の使用を停止したという。残りの水飲み器も休暇後に調査が完了するまで、すべての電源が切られている。
1397便の乗客以外の人で、噴水式水飲み器で水を飲んだ後に体調不良を訴えた人はいるかとの問いに対し、ディニア氏は他に体調不良になった乗客はいないと回答した。
シャーバーガー氏によると、当時1397便には約266人の乗客が乗っており、体調不良を訴えた乗客の中で病院に搬送された人はいない。残りの乗客もタンパ国際空港に着陸後、少なくとも1時間半の間、機内で待たされたという。
1397便に乗っていたが体調不良にはならなかったある乗客によると、同便の乗客は向こう数日間、健康状態を監視するよう注意を受けたという。