米グッドイヤー、「空飛ぶ車」向けのタイヤをデザイン
ニューヨーク(CNN Business) 米タイヤメーカー大手のグッドイヤーが、「空飛ぶ車」に利用するためのタイヤについてコンセプトデザインを発表した。
この「グッドイヤー・エアロ」には空気は入っておらず、プロペラとしても利用できる。タイヤはブレード状のスポークを搭載し、上方へ向きを変えるとファンのような働きをして、車体が空中に浮かび上がるのを助けるという。
もちろん、これは、概念上のデザインに過ぎないが、グッドイヤーのクリス・ヘルセル最高技術責任者(CTO)は、このデザインが未来の輸送手段に関する議論の火付け役になればと語る。
ヘルセル氏は、輸送や移動を担う企業が都市交通や渋滞といった問題に対する答えとして空に目を向けるなかで、グッドイヤーの取り組む先進的なタイヤの基本設計や材料が、路上での従来のタイヤと空中での推進システムとの両方に使えるような車輪のイメージにつながったと説明した。