米アップル、ワイヤレス充電器「エアパワー」の発売中止を発表
ニューヨーク(CNN Business) 米アップルは、「iPhone(アイフォーン)」などの端末を置くだけで充電できる「AirPower(エアパワー)」の発売を中止すると明らかにした。
アップル幹部はCNN Businessの取材に対し、開発を進めてきたものの、自社で定める基準に達しなかったため、プロジェクトを中止したと説明。同製品の発売を待っていた消費者には申し訳なく思うと述べた。
アップルが一度発表した製品の発売を中止することは異例。アップルは2017年9月、iPhoneの「X(テン)」の発表時にエアパワーについても発表していた。当初は18年の発売を予定していた。
エアパワーは、iPhoneや「アップルウオッチ」「エアポッド」を同時に充電できるとされていた。
新しいiPhoneは「Qi」と呼ばれるワイヤレス充電システムに対応している。iPhoneの利用者は今後、サードパーティーが開発したワイヤレス充電器を使わなければならなくなる。