わいせつ画像送信や盗撮、刑法で禁止 違反すれば禁錮2年 シンガポール
(CNN) シンガポールでインターネットを使った性的嫌がらせを取り締まる一環として、他人にわいせつな画像を送り付ける「サイバー露出」が刑法で禁止された。
刑法の改正案は6日の議会で可決された。スカートの盗撮や性的な画像を共有したり、共有すると脅迫する「リベンジポルノ」の禁止も盛り込まれている。
刑罰は、サイバー露出に対して禁錮2年以下、スカート盗撮行為については盗撮に対して禁錮2年以下、インターネットで画像や動画を共有した場合は5年以下と定められた。裁判所が罰金やむち打ち刑を言い渡すこともできる。
内務相は、「自分の性器の写真をソーシャルメディアやメッセージ経由で送り付ける行為が横行していたが、それが犯罪になる。被害者が14歳未満だった場合、刑罰はさらに重くなる」と説明する。
シンガポールでは刑法の大幅な改正が行われており、配偶者間レイプは罪を問わないとした条項の廃止や、自殺を犯罪とみなしていた条項の廃止が議会に提案されている。