米フェイスブック、1~3月期に22億件の偽アカウント削除
ニューヨーク(CNN Business) 交流サイト世界大手、米フェイスブックは2019年1~3月期に削除した偽アカウントが22億件だったと明らかにした。フェイスブックの月間アクティブユーザー数は23億8000万人で、削除した偽アカウントの件数は月間アクティブユーザーよりもわずかに少ない水準だった。
フェイスブックが18年10~12月期に削除した偽アカウントの件数は12億件だった。
フェイスブックはアカウントの削除件数などの情報について、来年から四半期ごとに発表する方針。現在は年に2回発表している。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、有害なコンテンツの流行を理解することは、企業や政府が、それに対応するためのより良いシステムを設計するのに役立つだろうと述べた。
フェイスブックの推計によれば、動画の視聴や写真の閲覧といったコンテンツ利用の1万件あたり25件が、暴力的なものなど利用規約に違反したコンテンツだという。
フェイスブックは違法な銃器や薬物の違法販売に対する取り締まりについても明らかにした。違法な薬物に関するコンテンツについて、ユーザーなどから通報がある前に83.3%を検知した。違法な銃器に関するコンテンツについては69.9%を事前に検知していた。ヘイトスピーチについても65.4%を事前に検知しており、これは18年7~9月期の51.5%から割合が上昇した。